折り鶴問題をセカンドクリエイト
この記事は、被災地へ送られる愛のない折り鶴問題をセカンドクリエイトする試みです。
フィギュアスケートが好きで、よく見ます。
同じく見ている方ならご存知だと思うのですが、羽生結弦選手の演技が終わると、花束だけではなく「くまのプーさん」の黄色い雨が降り、スケートリンクを埋めるのです。
最近は、投げ込み多すぎとのことで、アリーナ席の観客のみがプレゼントできるルールになったり、スケートリンクに投げ入れずに、プレゼント渡し所なるところに置いてくるようになっているそうなのですが。
折り鶴問題と、くまのプーさん問題は、根っこが同じだなぁと思ったのです。
たぶん、そのうちピカチュウ問題(本田真凛選手)も発生するはず。
いくら、くまのプーさんが好きでもさ、あんなにいらんでしょ。
自分が受け取る側になればわかると思うのですけど、そういうのは考えないひとたちだということです。
自分が渡したいから、渡すの!(あとは知ったこっちゃない)っていうの、ほんと、無神経だよね。愛がないっていう指摘も、もっともだと思う。
演技するたびに毎回毎回もらってもさ、その後、どうしたらいいのよ?って話で。
特に海外遠征のときとかさ・・・その量、飛行機につめこんで持って帰るとでも思ってるんだろうか・・・いくら、布団圧縮袋にいれてギュウギュウにしたとしても、手荷物手数料とか誰が負担するんだ?
ぬいぐるみとして寄付する?・・・どこに??
逆に、「多すぎるくまのプーさんを引き取ります!」っていう支援を申し出てあげたほうが、よっぽど、喜ぶんじゃないだろうかと思うのです。本人も、スケート連盟も。
公式ファンクラブがあれば、後処理のためのクラファンでもすればいいのに・・・と思ったのですが、私設の「ファン同士が交流する」クラブしかないんですね。
で。この問題を解決するために何かを考えて、実際に動いて何かをしようって思う人がいない現状なわけです。
そして、連盟から言ってもきかないし、選手側から直接「もう、いらない」なんて言えないわけですよ。
折り鶴と同じ。
「あなたのためを思って送ったのに、受け取り拒否するなんて!」ってやつ。
これって、炎上案件になる可能性があって、そのせいで好感度が落ちたらスポンサーが居なくなるわけですよ。
スポンサーが居なくなれば、海外でのトレーニングができない。
一番、抑止効果が出せるであろう本人は動けないわけです。八方ふさがり。
ん?ここらへん、問題解決するヒーローがあらわれても、いいかもしれませんね。
ちょっとでもこういう状況を思いやることくらい、本当のファンならできるんじゃないの?って思うけど、あえてしないのです。
なぜなら・・・
黄色い雨をリンクに降らせたいからです。
そっちのほうが、面白いからです。
折り鶴問題でいうと、「相手のことを思って折った」ことを、認められたいだけのこと。
だから、折り鶴なんていらないと拒否することは、「あなたのやったことを認めない」という図式になる。
そもそも、しなくてもいいのに・・・なのに、どうして「折り鶴を折ろう!」機運が起きるのか?
単に、努力や頑張りを認められたいからです。普段、何かをガマンしたり、抑圧しているんでしょう。
だから、他人からの承認を求めます。
こんなに折ってすごいね!って、いわれたいんです。
ニュースになってテレビで放送され、鼻高々になりたいんです。
鶴を折って送る!という実体のない【大義】に共感してしまい、共犯者になってしまったのですね。
もう、引っ込みがつかない。落としどころがない。
解決策は素直になるだけ、なんですけど、
みんな、振り上げたこぶしのおさめようがないんだろうな、という状況ですね。
なので、折り鶴問題に関しては、時間の経過とともに、お互いの暗黙の了解のもと、沈静化させるのが最善策です。